CANADA LIFE BLOG

仕事でカナダに引っ越したら居心地が良くてそのまま居ついてついでにブログ始めました。

カナダで作る日本料理(1)じゃが芋饅頭

カナダに来てから考えるのは、なかなか自由に食材が揃わない中でどうやって日本料理を表現するかということです。

 

新鮮な魚や野菜が難なく手に入る日本では全く考える必要のなかった事だけど、ここではそうはいきません。

 

また日本人ではなく、カナダの人たちに、食べ慣れない日本料理をいかにして食べてもらうかという事も考えるようになりました。

 

そんな中で気がついたのがカナダのじゃが芋の美味しさ。

 

なかでもユーコンゴールド(Yukon Gold Potato)というじゃが芋は甘みが強くねっとりとして口当たりが滑らかです。

 

この滑らかな食感と強い甘みを料理として活かせないかと考えていた時に思い出したのが、修行時代に作っていたじゃが芋饅頭でした。

 

世界中で食べられているじゃが芋ならカナダの人達にも抵抗なく受け入れてもらえるだろうし、中に入るチーズも普段から食べ慣れているはず。鰻は馴染みはないかもしれないけど、具として見えなくしてしまえば抵抗はないのでは?味も受け入れられないものではないはず。

 

そんな事を考えながら修行時代からはかなりアレンジしましたが、試しにお客様に出してみたところ、これがなかなか好評。カナダらしい日本料理というものを模索していた時に、あぁ、こういうことなのかと少し光が見えてきたそんな思い出深い料理です。

 

ここでざっくりとはしていますがレシピをご紹介します。

 

  • じゃがいもは皮付きのまま蒸して竹串がスッと通るようになるまで火を入れる。

 

 

  • 一度しっかりと冷ましてからじゃが芋の1割の白身魚のすり身を入れ、馴染むまでしっかりと混ぜてタネを作る。

 

  • うなぎは裂き(市販の焼いてあるものでもOK!)、白焼きにした後に蒸してから生醤油を吹き付けながら焼く。

 

  • ゴーダチーズを5mm四方のあられに切り、鰻も同じ大きさに切る。

 

  • じゃが芋のタネを40g取り、中にチーズと鰻を入れて丸め、表面だけが温かくなるように5分ほど強火で蒸す。

 

  • ライスパフを細かく砕いたものを用意して、蒸しあがったタネの全体に押し付け衣とする。

 

  • サクサクになるように二度揚げする。1度目はやや低めの165度。二度目は175度で短めに。

 

  • 鰹出汁、濃口醤油、みりん、酒を合わせた出汁に片栗粉でとろみをつけてべっ甲餡とし、1人用の小鍋に入れる。

 

  • 鍋を火にかけ餡がくつくつと音をたて始めたら揚げたてのじゃが芋饅頭、茹でたほうれん草を入れて黒胡椒を軽くふり蓋をする。

 

  • べっ甲餡がじゃが芋饅頭のサクサクした衣に浸透してしまわないうちにサッサとサーブする。

 

だいたいこんな感じです。

 

カナダのじゃがいもで作ったねっとりとした饅頭。ライスパフの衣のサクサク感が表面を包み込み、そこへ鰹出汁で作った餡が絡みつく食感の違い。

中から出てくる溶けたチーズと鰻の意外な食べ合わせ

時折鼻に抜ける黒胡椒の香り。

 

色々楽しみながら食べて頂きたい一品です。

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 次回は同じじゃがいもを使った料理、肉じゃがについてご紹介します!

 

 

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