2月にバンフへ行った時にボウフォールズ (Bow Falls)というところにも行ってきました。
ダウンタウンのすぐそばにあって気軽に行ける場所です。
その分規模も小さめですが氷と雪に覆われる冬のカナダを気軽に体験できる場所なのでご紹介します。
寒波で−20°Cまで気温が下がっていたのでバッチリ凍っていました。
その日のバンフの街中の様子を別記事で紹介しています。
この記事の内容
バンフのダウンタウンのすぐ近くにあるボウフォールズ をご紹介します。
ボウフォールズ までの行き方、冬の様子をご紹介します。
この記事の筆者は…
バンフのボウフォールズでお手軽カナダ気分
まずはボウフォールズ について解説します。
ボウフォールズとは
ボウフォールズ(Bow Falls)はバンフのダウンタウンのすぐ近くにある小さな滝です。
幅約30メートル、落差も約9メートルほどと、果たしてこれを滝と呼んでいいのかという気もする規模です。
ボウフォールズがあるのはカナダ西部のアルバータ州を流れるボウ川で、この川はバンフからさらに西へ行ったところにあるボウ氷河の雪解け水を源流として、アルバータ州を西へ向かって進んでやがてサスカチュワン州へと注ぎます。
カルガリーからバンフへ来る時に通る高速道路沿いに時々川が見えることがあるのですが、それがボウ川です。
こんな小さなボウフォールズですが、かつてマリリンモンロー主演で1954年に公開された映画「帰らざる河」のロケ地になりました。
そのことで有名になりいまだに多くの人が訪れます。こんな小さな滝なのに。
ボウフォールズの場所
バンフダウンタウンからの地図。
バンフの見所の多くは車がないといけない場所です。
ですがここはダウンタウンから徒歩30分ほどで行けるお手軽スポット。
宿を出て、バンフアベニューをぶらぶら散歩しつつ、ついでにボウフォールズへ行けばすぐに着きます。
ランチの後にちょっと散歩しに行くのもいいですね。
徒歩の場合
ダウンタウンからの行き方
- カスケードマウンテンを背にしてバンフアベニューを進みます。
- 橋を渡って突き当たりの交差点を左折してスプレーアベニュー(Spray Ave)に入ります。
- そのまま歩くとボウフォールズ アベニュー(Bow Falls Ave)との交差点があるので左折。
- あとはボウフォールズ アベニューを道なりに進めば到着です。
ボウフォールズ アベニューに入ると標識が出てくるので迷うことはありません。
上のマップでは川沿いのトレイルを案内していますが人気がないのと冬は雪で滑るのでおすすめしません。
バスで行く場合
バスで行く場合はルート2のバスに乗ります。
料金は片道$2です。一日券は$5。
バンフのバスはRoamという愛称がついてます。バスにもでっかく書いてあるのですぐにわかります。
降りる場所は次の2カ所のどちらかです。
どっちで降りても時間的にはほとんど変わりません。
あとダウンタウンの中心部からだと徒歩で行っても時間的にはそんなに変わりません。
遠くにあるホテルからだとバスの方が断然早いです。
- 橋を渡って最初のバス停、スプレーアベニュー(Spray Avenue)で降りてボウフォールズ アベニュー(Bow Falls Ave)との交差点まで行く。
このどちらかです。
バンフのバスのサイトはこちらです。詳しいルートなど確認できます。
ボウフォールズのすぐそばにはバンフスプリングスという中世のお城のようなホテルがあります。
一泊数万円の高級ホテルですが、中にはちょっとしたショッピングモールやレストランもあるのでついでにふらっと見物していきましょう。
泊まらなくてもちょっと覗くだけで話のネタになるホテルです。
冬のボウフォールズは…もちろん凍ってます
もうバンフのあるあるですが、冬の間は湖、川などとにかく水のあるところは全て凍ってます。
ボウフォールズも例外なくです。
夏のボウフォールズには来たことがないのですが、ここで夏の様子が見れます。
夏はそれなりに迫力がありますね。
そして冬のボウフォールズはこのようになっております。
冬の間はぱっと見滝だとわかりませんが、雪の下でちゃんと川が流れています。
氷の上を歩いて滝に近づいてみた
この日は−20°Cということで氷はかなり厚いようで、上を歩いても大丈夫そうなので近くまで行ってみました。
時々ミシミシ音がしてスリル満点です。
そして下からは水の流れるような音も。
もし氷が割れたら…考えたくないですが川に落ちて即死ですね。
ところどころ凍ってない場所では水が下から湧き水のように流れ出てます。
思い切ってギリギリまで近づいてみました。
氷の裂け目でしぶきと轟音を上げて水が流れています。
ここまで来るとやっと滝っぽく見えますね。
今更こんなことを言うのもなんですが、氷の上を歩くのは危ないのでやめておきましょう。
割れたり滑ったりすることがありますしその下は冷たい川です。
滝の上からの眺め。
ボウ川はここで大きくカーブして流れていきます。
右奥に見える平らな部分は滝と大きくカーブする川を見渡せるビューポイントになっています。
それと右手前の岩山は登れるようになっていて上からボウフォールズ を見下ろすことができます。(冒頭の写真はそこからのものです)
ですが冬の間は階段が雪で覆われているので普通の靴で登るのは危ないです。
アイゼンがあれば大丈夫ですが、普通の靴の時は無理せず下で見ましょう。
実際この日も階段が滑り台のようになっていました。
夏のボウフォールズの様子はこちらの記事で書いてます。
最後に
こんなに小さなボウフォールズですが季節ごとに景色が変わって、しっかりとカナダらしさを感じることができます。
バンフのダウンタウンのすぐそばにあって気軽に来れる場所でもあるのでぜひ行ってみてください。
でも氷の上を歩くのは自己責任で!
最後まで読んでいただきありがとうございます。