カナダワインについて知りたい。
美味しいカナダワインを知りたい。
この記事はこんな方にお届けします。
この記事の内容
カナダのブリティッシュコロンビア州オカナガンバレーの赤ワインBlue Mountain Gamay Noir 2017についてご紹介します。
スペック、試飲した感想と簡単なテイスティングメモを解説します。
記事を書いた人
日本ではほぼ無名…というかカナダがワイン生産国だということを知っている人はよほどのワイン好きの人以外いないと思うのですが、実は驚くほど色々なワインが作られています。
小規模生産者も多くクオリティにはばらつきがあるのですが、カナダワイン業界は近年急速に発展していて、中にはハッとするような美味しいものを作っているところもあります。
近い将来、日本でもカナダワインが注目される日が来るはず、来て欲しい、という願いを込めて今まで飲んできたカナダワインの中から美味しかったものを時折記事にして紹介したいと思います。
Blue Mountain Wineryについて
Blue Mountain Wineryはカナダ西部ブリティッシュコロンビア州のワイナリーです。
ブリティッシュコロンビア州の産地区分ではオカナガンバレー(Okanagan Valley)の中のオカナガンフォールズ(Okanagan Falls)に属しています。
100%自家栽培のブドウでオカナガンフォールズのテロワールを最大限に引き出したワインを作るために努力を惜しまないワイナリーです。
ラベルにも描かれているバスー湖を見下ろす斜面に広がるブドウ畑と背後に広がる山の風景はガイドブックなどにも度々登場するほどに有名。
Blue Mountain Winery | Okanagan Winery, Okanagan Wine
Blue Mountain Wineryで作られるワインは次の通りです。
スパークリングワイン(伝統製法の瓶内二次発酵で作られる)
白
赤
ガメイノワール2017のテイスティングメモ
このガメイノワールは個人的に毎年楽しみにしているワインです。
2年前までは秋頃に出荷されていました。
当時飲んだ印象は開けてすぐに濃厚なベリー系やジャム、干しぶどうの香りがしていました。
開けてすぐに美味しいワインという印象。
そして昨年からは製法が変わっていつもより遅く3月頃の出荷に変わりました。
前の年のものより香りが弱くなり味もなんだかぼんやりした感じに変わって少しがっかりしたのを覚えています。
そして先月終わりに今年のリリースがあったので早速買ってきました。
生産者 |
ブルーマウンテンビンヤードアンドセラーズ (Blue Mountain Vineyard & Cellars) |
ワイン名 |
ブルーマウンテン・ガメイノワール2017 (Blue Mountain Gamay Noir 2017) |
生産地 |
カナダ>ブリティッシュコロンビア>オカナガンバレー |
収穫年 | 2017年9月 |
ブドウ | ガメイ(Gamay)100% |
アルコール度数 | 13% |
価格(750ml) |
CD$27.85(アルバータ州カルガリーの某ワインショップ) CD$22.90(ワイナリーホームページ) |
※ カナダは国が広すぎるために生産地近辺以外ではアルコール類の値段が高くなります。
2019年4月に試飲
香りは全体的にはなやか。
ラズベリーや干しぶどうの香り、かすかにブラックペッパー、タバコ。
ミディアムボディ。口に含んだ時の豊富な果実感が特徴的。
酸味がはっきりしていて余韻はすっきりとした感じ。
ブルーマウンテンらしい開けてすぐに美味しいワインに仕上がっています。
カナダ旅行のお土産としても(BC州以外で買うと若干高いですが)オススメできる美味しいワインです。
最後に
ブルーマウンテンのガメイノワールは毎年冬の終わり〜春先頃の一回だけの出荷で販売本数も少なめです。
カルガリーでは発売開始から1ヶ月ほどで売り切れるので、毎年発売日をチェックして出たらすぐに買いに行くようにしています。
ガメイ自体は熟成向きではありませんが、ブルーマウンテンのガメイノワールは数年は熟成に耐える(byワインショップの店員さん)ということなので今年は一本寝かしてみることにしました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。