このブログでは僕が住んでいるカナダのカルガリーとバンフの事を色々書いてきました。
昨日少し今までの記事を見返して気がついたことがあります。
それは、カルガリーとかバンフの事を色々書いてきたけど、そもそもそんなマイナーな場所の事を知らない人がほとんどだということです。
カルガリーは過去にオリンピックやったりしてるから知ってる人もいるかもしれないけど、
バンフは世界的に見ればまだまだマイナーな観光地。
細かい事を書く前に今日はバンフのことをご紹介します。
カナダのバンフがどこかわからない
バンフに何があるのか知りたい
そんな方へ向けて書きました。
この記事を読めばバンフの事がわかります。
どこにあって何ができるのか、何があるのか。
ちなみに僕は
バンフの玄関口であるカルガリー在住の料理人です。
5年前に仕事でカルガリーにやって来ました。
仕事の息抜きで訪れたバンフでカナディアンロッキーの大自然にひきこまれて
今では通いつめています。
カナダのバンフはこんなところです
バンフはカナダの西部アルバータ州にある国立公園です。
カナディアンロッキーの中にあり周辺の国立公園、お隣のブリティッシュコロンビア州立公園とともに世界自然遺産にも指定されています。
カナダ最初の国立公園
元々バンフには温泉が湧き出ていて、カナダ建国前後の時期にこの地域を探索した人によって記録が残されています。
その後1880年代の終わりにカナダ大陸横断鉄道の工事がこの付近まで到達すると、3名の作業員がこの温泉を商業利用しようとしてトラブルになり、国が温泉の周囲26㎢を保護地にしたのがバンフ国立公園のはじまりです。
この温泉は1994年まで営業していましたが、今では温泉としての営業は終わりケーブアンドベイシンという歴史遺産として残ってます。
カナダ横断鉄道によってバンフには駅が設置されてその周辺は、国立公園観光の拠点として、保養地として、そして避暑地として町が発展しました。
これが今のバンフの町です。
世界自然遺産
1984年にはカナディアン・ロッキー山脈自然公園群として周辺の国立公園、アルバータ州の隣ブリティッシュコロンビア州の州立公園とともに世界遺産に登録されました。
ちなみに、カナディアン・ロッキー山脈自然公園群を構成する国立公園、州立公園は次のようになっています。
アルバータ州の国立公園
ブリティッシュコロンビア州の国立公園
- クートニー国立公園
- ヨーホー国立公園
ブリティッシュコロンビア州の州立公園
- ハンバー州立公園
- マウントアッシニボイン州立公園
- マウントロブソン州立公園
バンフの町
バンフ観光の拠点でバンフの中心となるのが町としてのバンフです。
バンフはカナディアンロッキーの中にある町
バンフの町はカナディアンロッキーの中にあり標高は1400mほどです。
3000m級の山々が町を囲むようにそびえ立ち、町の背後にそびえ立つカスケードマウンテンはバンフのシンボルになっています。
町の中をボウ川が流れ、すぐ近くにはバーミリオンレイク、ミネワンカ湖など周遊ポイントもあります。
カナディアンロッキー観光の拠点
バンフの町はバンフアベニューという大通を中心にホテル、レストラン、ショップ、お土産店などが建ち並びます。
また、高い建物は規制されて電柱もなくカナディアンロッキーの景色と調和するように作られています。
バンフの町にはたくさんのホテルがあるため、多くの人がここを拠点にしてカナディアンロッキーへの観光へ出かけて行きます。
バンフ周辺の見どころ
ジョンストンキャニオン
バンフから約25キロの場所にある渓谷。
渓谷に沿ってハイキングコースがあり、ローワーフォールズ、アッパーフォールズの2つの滝を見ることができます。
冬の間も入ることができて、凍りついた川や滝を見ることができます。
レイクルイーズ
バンフの町からトランスカナダハイウェイで40分ほどの場所にある湖。
エメラルドグリーンの湖と背後の氷河はカナディアンロッキーを象徴する景色で周辺には多くのハイキングコースがあり春から秋は沢山のハイカーが訪れます。
近くにはスキー場もあり毎年11月下旬にはアルペンスキーのワールドカップも開催されます。
モレーンレイク
レイクルイーズの近くにある湖。
エメラルドグリーンの湖面、背後のテンピークスという山と氷河はかつてカナダの20ドル紙幣にも描かれました。
冬の間は道路が閉鎖されるため春から秋にかけてしか行くことが出来ません。
アサバスカ氷河
バンフから約190キロの場所にある広大な氷河。
アイスフィールドパークウェイという道路沿いにあって、雪上車に乗って氷河の上まで行くツアーがあります。
近くにはグレーシャースカイウォークという空中回廊もあって氷河見学とセットになっています。
アクティビティ
湖めぐり
カナディアンロッキーには回りきれないほどのたくさんの湖があります。
多くの湖は氷河からの雪解け水がせき止められて出来ていて、水に含まれる成分でエメラルドグリーンの色をしています。
ハイキング
カナディアンロッキーにはたくさんのハイキングコースが設定されています。
3000メートル級の山に登る本格的な登山コースから、初心者でも楽に回れるハイキングコースまでバリエーションも豊富です。
スキー
バンフ近辺はもちろんですが、カルガリー、カナディアンロッキーの中にもたくさんのスキー場があります。
標高が高いのでどのスキー場も雪質は抜群です。
スキー場によっては半年以上営業してるところもあってシーズンが長いのが特徴です。
日本からバンフへのアクセス
バンフへの最寄りの空港はカルガリー国際空港です。
春から秋にかけては成田からの直行便もあります。
バンフへの玄関口カルガリーへ
カルガリーへは春から秋の間エアカナダが直行便を運航しています。
冬の間は直行便がなくなるのでバンクーバーで乗り換えてカルガリーまで来るか、カルガリーへのフライトがあるアメリカ各都市で乗り継ぐ必要があります。
ロサンゼルス
サンフランシスコ
シアトル
ダラス
シカゴ
ニューヨーク
カルガリーからバンフへはバスかレンタカーで
カルガリー国際空港からバンフへはシャトルバスかレンタカーになります。
カナダ横断鉄道は今は貨物輸送しかしていません。
バス
ツアー会社、プライベーターなどがバンフへのシャトルバスを走らせています。
カルガリー国際空港からバンフのホテルまで送迎してくれる会社もあり安くバンフまで行くことができます。
詳細はカルガリー国際空港のホームページにあります。
YYC > Traveller Info > Ground Transportation > Bus Tour Operators
レンタカー
空港周辺には多くのレンタカー会社があるのでレンタカーも便利です。
国際免許とクレジットカードがあれば旅行者でも借りることができます。
バスよりは値段がかかりますが、行動の自由度か格段に上がります。
カルガリーとバンフの間はトランスカナダハイウェイがありほとんど一本道なので運転は難しくありません。
最後に
以上がバンフのまとめです。
本当はもっと色々なことを紹介したいのですがキリがないのでここで一旦終わりにします。
最後にあとがきのようなものを。
僕が最初にバンフへ行ったのはスキーのためでした。5年前です。
スキー場の山頂から見えるカナディアンロッキーの山々に感動したのを今でも覚えています。
今ではハイキングに行ったり、バンフの町に泊まったりと毎月毎週のように通っています。でもそれでも飽きることはありません。
行くたびに次は何をするか、どこへ行くか考えてしまいます。
そのくらい惹きつけられる場所です。