カナダの交通ルールを知りたい。
日本とカナダの交通ルールの違いを知りたい
この記事はこんな方にお届けします。
この記事の内容
カナダのアルバータ州の交通ルールを解説します。
日本とカナダの交通ルールの違いを解説します。
知っておくと安心な交通標識を解説します。
記事を書いた人
カナダのアルバータ州カルガリー在住の料理人です。
6年前に仕事でカルガリーにやって来ました。
カナダで日常的に車を運転しています。
カナダの交通ルールと道路標識
鉄道が発達している日本と違ってカナダの移動は基本車です。
旅行で来てレンタカーを利用する人にとっては慣れないカナダでの運転はなかなか不安なもの。
そこで覚えておくべきカナダの交通ルールについて解説します。
なおここで解説するのはアルバータ州の交通ルールです。
カナダは州ごとに法律が違うのでアルバータ州以外で運転する人はしっかりと交通ルールを確認しましょう。
カナダと日本の交通ルールで大きく違うところ
最初にカナダと日本で大きく違う部分について解説します。
カナダは右側通行
カナダのアルバータ州と日本の交通ルールで一番大きな違いは右側通行ということです。(これに関してはカナダ全土で同じです。)
単純に全てを逆に考えてしまえばいいのですが、実際に運転するとなかなか慣れません。
日本では右折の際に対向車線をまたぎますが、カナダでは左折の際に対向車線をまたぐことになります。
日本では走行車線が左側、追い越し車線が右側ですがカナダでは走行車線が右側、追い越し車線が左側です。
アルバータ州では信号が赤でも安全確認ができれば右折できる
アルバータ州では対向車線をまたがない右折は信号が赤でもできます。
歩行者がいないこと、車が来ないことをしっかりと確認して右折しましょう。
そのかわり、信号が赤のとき右折禁止の標識が出ているときはできないので気をつけてください。
アルバータ州市街地一般道の最高速度は50km
市内で標識がない場所は基本的に50km制限です。
大抵は速度標識があるのですが高速道路から一般道へ入ってすぐの場所などはスピードを出しすぎないように気をつけましょう。
スクールゾーン、プレイグラウンドゾーンの設定
学校や公園などの近辺には必ずスクールゾーン、プレイグラウンドゾーンが設定されて30kmの制限がかかります。
標識が出ているので見落とさないように気をつけましょう。
日本でも一応設定されているところはありますけど、ほとんど誰も守っていませんよね。
カナダはかなりシビアに取り締まるので注意が必要です。
30km制限のスクールゾーンを40kmで走って切符切られた人を知っています。
路上駐車できる
カルガリーやバンフなど市街地中心部では公的に認められた路上駐車エリアがかなり広い範囲で設定されています。
路上駐車標識がかかげられているのでそれに従えば駐車場を探さなくても路駐できます。
支払いが必要だったり駐車できる時間が設定されてたりと条件は標識に色々と書いてあるのでそれに従いましょう
市街地の道路両サイドは路駐だらけです。
緊急車両が来たら必ず一旦停止して道を譲る
サイレンを鳴らした救急車、消防車、警察車両が来たら速やかに右側に避けて停車するか、渋滞などで右に寄れないときは流れに合わせて道を譲ります。
歩行者が最優先
カナダはとにかく歩行者優先です。
道を渡ろうとしてる歩行者がいたら必ず一旦停止しましょう。
歩行者を無視すると中指立てられます。
重要度の高いカナダの交通標識
基本的にはカナダ全土で同じですが州独自の標識やルールもあります。
他にも色々ありますがとりあず重要度の高いものを載せました。
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最高速度標識 アルバータ州では道路の種類や場所によって 標準制限速度を決めています。 (別途標識があればそれが優先) 郊外の州高速道路では100km。 市内エリアの州高速道路では80km。 郊外の一般道路では80km。 市内の一般道路では50km。 スクールゾーン、プレイグラウンドゾーン周辺では30km。 |
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一方通行路
これはわかりやすいですね。矢印の方向に向かって一方通行です。 |
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一時停止 この標識の下に追加で指示が書かれてることがあります。 3way→T字路で全ての車が一旦停止し、安全確認をした後 止まった順に発進する。 4way→交差点で全ての車が一旦停止し、安全確認をした後 止まった順番に発進する。 |
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スクールゾーン 必ず30kmの速度標識と合わせて設定されています。 END SCHOOL ZONEの標識が出るまでは30km制限です。 この標識が出ているところでは警察官がカメラなどで取り締まりをしてることがあるのでしっかり速度を守りましょう。 |
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プレイグラウンドゾーン 先ほどのスクールゾーンと同じで必ず30kmの速度標識と合わせて設定されています。 END PLAY GROUND ZONEの標識が出るまでは30km制限。 |
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スクールゾーン、プレイグラウンドゾーンの終了 30km制限解除。 新しい速度標識と合わせて設置されています。 |
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YIELD 優先道路に合流する時の注意標識です。 大きい道路への合流地点などに設置されています。 合流先の道路に車の交通があるときは一旦停止します。 |
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この先に工事区間がある注意とそこでスピード違反をした場合に 罰金が2倍になる警告です。 工事区間に限らず色々なシチュエーションで出てくる標識なので これを見たらとりあえず制限速度を守りましょう。 |
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駐車禁止 時間や曜日は場所によって異なります。
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ハンディキャップゾーン このマークのある場所では許可証を持っている車以外駐車できません。 カナダはハンディキャップに関する違反はとても厳しく取り締まります。 罰金も$300近くと高額なので気をつけましょう。 |
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トランスカナダハイウェイ カナダ横断高速道路1号線の案内図です。カルガリーからバンフ国立公園へ 行く場合はこの高速道路を西に走ります。 カルガリー市内では16アベニューノース(16 Avenue North)という 道路になっています。 |
カナダの交通ルールまとめ
- 右側通行
- 信号が赤でも安全を確認すれば右折できる
- 緊急車両絶対優先
- 歩行者も絶対優先
この他にも細かいルールがありますが、今回はとりあえず最低限知っておいたほうがいいルールをまとめました。
安全運転で楽しい旅行にしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。